Tom Mills

EMEA & APにおけるストラテジックカスタマーチームのディレクターであるTom Millsが、ミッションクリティカルなIoTアプリケーションのためのライセンススペクトルの重要な内容について広範に言及し、クリティカルIoT展開を成功させる通信ネットワークに関連する重要な要素について、また、日本が現在、投資の温床になっている理由について論じます。

 

重要な通信ネットワークの導入戦略を開発するにあたり、ユーティリティ企業が理解しておかなければならない重要事項は何でしょうか?

ユーティリティ企業には、ミッションクリティカルなIoTのために、ライセンススペクトルを使用するスマートネットワークが必要だというのが我々の主要なメッセージです。スマートネットワークの意味するところは、ユーティリティ業界がとてつもない効率性とサステナビリティを達成する新時代に突入することであり、それにより未曽有の機会が生み出されるのです。これは、世界の環境および経済的健全性への貢献を約束するものです。スマートネットワークを成功させるために、ユーティリティ企業はメーターにアクセスし、正確かつ信頼できる検針値を取得できなければなりません。専用のミッションクリティカルなIoTネットワークを使用することによって、この成功を妨げる問題や障害が完全に回避されます。

 

多くの業種でIoTという言葉が用いられていますが、ミッションクリティカルなIoTとはいったい何なのでしょうか、企業の経済的損失削減にどの程度貢献できるのでしょうか?

ミッションクリティカルなIoTというのは、ユーティリティ企業が実装している、水道、ガス、および電気のネットワークに関して、ほぼリアルタイムの通信を実現する、インテリジェントネットワークを説明する場合に用いられる用語です。このようなネットワークのいずれかで障害が発生すると、消費者に壊滅的な結果をもたらし、ユーティリティ企業に莫大な経済的損失をもたらすことになりかねません。いくつかのデータやアプリケーションは非常に重要であるため、IoTの普遍的な概念に含めることはできません。代わりに、接続ユーティリティは、別のカテゴリーに含めるべきです。ミッションクリティカルなIoTというカテゴリーです。このようなネットワークが象徴する重大な側面によって、適切な通信テクノロジーを提供できるサプライヤを選択することが重要になります。

 

重要な全国規模のインフラ投資を成功させるために、達成しなければならない具体的な目標というものはありますか?

スマートメーターのプロジェクトを成功させるには、信頼性、セキュリティ、効率性という3つの重要な目標を実現することが必要です。それらは、専用のライセンス無線スペクトルを使用する通信プラットフォームによってのみ保証されます。ライセンススペクトルを使用することによって、ユーティリティと顧客間の双方向通信が円滑に行われます。スマートメーターのプロジェクトは、国の重要なインフラである通信ネットワークの接続性に責任を負っており、それを全面的にサポートするには、スペクトルの選択と可用性が必要不可欠です。スマートメーターがモノのインターネット(IoT)傘下の単なる「モノ」になると考えるのは、接続デバイスの多様な要件やさまざまなレベルのセキュリティを根本的に誤解しています。デバイスの中には、スマートデバイスのように1か所に固定されているものもあれば、ウェアラブルのようなものは常に移動しています。接続デバイスはどれもデータを産出しますが、スマートユーティリティなどの重要なアプリケーションは、それ以上に重要なデータを産出します。接続されたユーティリティは、フィットネストラッカーやスマートTVといった他の接続デバイスとは別の、独立したカテゴリーの中で優先させる必要があります。専用のライセンススペクトルを使用することによって、すぐれた信号対雑音比、低干渉、保証接続率が保証されます。これらの要因はすべて、発展するスマート業界からの高まる需要に対応し、最終的に業務効率を向上させるスマートネットワーク展開の成功の確保を促進します。

 

当面、日本市場にとって最も魅力的なテクノロジーは何でしょうか、その採用を促進する主な要因は何になるのでしょうか?

モノのインターネット(IoT)の発展は、日本の経済的・社会的発展に有益です。IoTは経済を成長させ、生活の質を高める多くの機会をもたらします。公的部門が日本におけるインターネットの発展と展開の実現を助けたのと同様、IoTでも成功を約束する役割を果たすはずです。新しいIoTデバイスの急増と経済的・社会的影響を考えると、認可の必要なスペクトルを使用するか、認可不要のスペクトルを使用するかという判断は、日本中どこでも、ユーティリティ企業の幹部にとって、大きな決断です。

 

センサスは他社との違いを示すために、どのようなものをテーブルに並べるのでしょうか?

センサスのFlexNet通信ネットワークソリューションは、広域無線技術を使用し、スマート電気、ガス、水道、またはスマート街路灯などとして、ユーティリティや都市のためのスマートインフラの基盤になります。センサスは最近、英国で1,600万の電気/ガスメーターを1,000万のエンドポイントに接続する、英国政府によるスマートメータープロジェクトの一環として、契約を受注しました。この契約は99.5%のカバレッジが求められ、世界でも最大級のスマートメータープロジェクトです。センサスは世界中で3,700万以上のスマートポイントの設置を成功させており、製造に関しては170年の歴史があり、ユーティリティ業界向けに独自のサービス提供品目を完成させようと取り組んできました。